オフィスケータリングの搬入で失敗しないための事前確認リスト
社内イベントのヒント / OFFICE de PARTY

イラストは開催イメージです。
料理の注文が済んでいても、配送車が停められない、荷物用エレベーターを予約していない、会場の鍵が開いていないと、設営は予定どおりに始まりません。オフィスケータリングでは、建物へ到着してから料理台へ並べるまでにも複数の手順があります。この記事では、30〜150名程度の懇親会を想定し、搬入前に確認する情報と当日の受け入れ方法を整理します。総務・人事・幹事が施設管理者と依頼先へ何を伝えればよいかが分かる内容です。
1.住所の先にある「どこから入るか」を共有する
依頼先へ住所を伝えるだけでは、実際に荷物を運ぶ入口は分かりません。正面玄関とは別に搬入口がある建物もあり、車両が入れる場所や時間が決まっている場合もあります。配送車が到着する場所、荷下ろし場所、建物内へ入る扉を順に確認し、写真や地図で共有してください。
駐車できるかどうかと、荷下ろしのために一時的に停められるかどうかは分けて確認します。利用できる車両の条件や予約の要否があれば、依頼先の車両情報と照合します。周囲に空いている場所があることを理由に、そこへ停められる前提で計画しないようにします。
同じ敷地内に複数の棟がある場合は、建物名、入口の目印、担当者と合流する位置まで具体化します。到着したスタッフが電話をしながら荷物を探して運ぶ状態を減らすため、受け入れ側が現地の案内を担える体制を用意します。全体の担当整理は社内イベント幹事の仕事一覧を参考にしてください。
2.入館手続きとエレベーターの条件を確認する
施設管理者へ、外部スタッフの入館に必要な申請、氏名や会社名の提出期限、入館証の受け渡し方法を確認します。スタッフが交代する場合や、搬出時に別の担当者が来る場合も、同じ手続きでよいかを確認してください。申請用の情報は必要な範囲だけを、建物で指定された方法でやり取りします。
エレベーターは、利用できる号機、予約の要否、利用時間、荷物を運べる条件を確認します。人が乗れることと、大きな台車や料理台が入ることは同じではありません。依頼先から運び込むケースや備品の寸法を聞き、扉の開口や曲がり角を含む経路と照合します。
昼休みや退勤時間など、通常の利用者が多い時間と搬入が重なる場合は、施設側と調整します。ほかの利用者の通行を止める前提にせず、使える時間の中で何往復必要かを依頼先へ確認します。100名規模などで荷物が増える場合は、料理以外の備品やドリンクも含めて物量を見てください。
エレベーターが使えない、段差があるといった条件は、見積もりの前に伝えます。当日に分かると、手配した人数や作業時間では対応できないことがあります。階段搬入を当然に頼めると考えず、依頼先が実施できる方法と必要条件を確認します。
3.入口から料理台まで、経路を一度歩いてみる
会場までの経路には、狭い扉、段差、曲がり角、共用部の養生が必要な場所などがあります。図面だけでなく、実際に歩いて確認し、荷物を持った状態や台車を押す状態で通れるかを依頼先と共有します。扉を開けるためにカードキーが必要なら、誰が解錠するかも決めます。
会場の中にも、荷物をいったん置く場所が必要です。料理台が設置される前にケースが届く場合、通路へ積むのではなく、指定した待機場所へ置けるようにします。参加者の荷物置き場と混ぜないことも大切です。備品や食品を扱う場所は、依頼先が必要とする条件を確認して決めてください。
養生が必要な床や壁、机の材質を確認し、誰が何を用意するかを決めます。テープの種類や使用できる範囲も施設側の条件に合わせます。搬入経路の写真を共有する際は、画面や書類などの社内情報が写らないようにして、必要な場所だけを撮影します。
会場レイアウトは搬入とも関わります。先に家具を並べすぎて料理台まで通れなくなることがないよう、立食パーティーの配置と搬入の順番を一緒に確認します。設営の最後に閉じる通路があるなら、そのタイミングを担当者へ共有してください。
会場写真や搬入経路が分かれば、料理の提供方法と設営の手順を具体化できます。OFFICE de PARTYでは、飲食・設営・進行・交流企画・撤収をまとめて検討できます。
4.到着時刻と設営完了時刻を分けて逆算する
料理が建物に到着する時刻は、参加者が食べ始められる時刻ではありません。荷下ろし、入館、移動、開梱、配置、最終確認の時間が必要です。開会時刻から設営完了の希望時刻を決め、依頼先が必要とする作業時間を確認して到着時刻を調整します。
例えば18時開会の仮の計画なら、参加者が入り始める前に料理台の準備と会場内の確認を終える流れを考えます。ただし、何時に到着すればよいかは建物と手配内容で変わるため、一律に「30分前で十分」とは決められません。オフィスを作業に使える開始時刻との間に必要時間が取れるかを確認します。
通常業務で会議室を使っている場合は、予約が終わる時刻と設営開始が接していないかも確認します。会議が長引く可能性があるなら、主催側で利用調整を行います。配送担当者へ早く来てもらうだけでは、部屋が空いていない問題は解決しません。
終了後の搬出時間も同時に決めます。夜間の入館ルールやエレベーターの利用条件が変わる建物では、帰りの経路を確認する必要があります。準備チェックリストへ搬入と搬出の両方を入れ、開催中の進行だけで運営表を終わらせないようにします。
5.当日の受け入れ担当へ、確認リストを渡す
当日は、依頼先と連絡を取る主担当と、主担当が対応できない場合の代わりを決めます。電話に出られない時間があるなら、連絡できる手段と合流場所を事前に伝えます。会場に詳しい人が不在のまま、外部スタッフだけで搬入を判断する状態を避けてください。
表は横にスクロールできます。
| 確認項目 | 開催前に決める内容 |
|---|---|
| 車両の到着 | 場所、時刻、予約、連絡方法 |
| 入館 | 申請期限、入館証、解錠担当 |
| エレベーター | 利用号機、時間、運搬条件 |
| 搬入経路 | 段差、扉、養生、一時置き場 |
| 設営 | 作業開始、完了予定、配置確認者 |
| 搬出 | 回収時刻、退出経路、最終確認者 |
到着したら、荷物を受け取るだけでなく、依頼内容に対して不足がないか確認します。主催者側で確認できる項目と、料理の管理など依頼先が担当する項目を分け、専門的な判断を幹事が代わりに行う前提にしません。配置や提供の準備が終わった時点で、双方が開始できる状態を確認します。
遅延や経路の変更が起きた場合は、主催者、施設管理者、依頼先へ同じ情報を伝えます。連絡が個別に分かれると、料理台を待つ人と搬入口で待つ人が別々の判断をしてしまいます。変更内容と到着見込みを一つの窓口で整理すると、開会側の調整も進めやすくなります。
6.搬入条件を変えるときは、内容の変更も検討する
十分な作業時間や経路を確保できない場合は、予定どおりの設営に固執しないことが大切です。大型の備品を減らす、提供方法を変える、別の部屋を使うなど、依頼先と実施可能な案を比較します。荷物を無理に運ぶことや、通路を塞ぐことを解決策にしないでください。
会場の電源や設備を使う予定なら、搬入する機器と合わせて確認します。料理が届いてから使えるコンセントを探すのではなく、事前に使用機器と設置場所を共有します。電源・火気・設備の確認で、施設管理者へ伝える情報を整理できます。
開催後は、実際の搬入開始と設営完了、手間がかかった箇所を記録します。次回も同じ建物なら、入口の写真や申請手順を更新して使えます。ただし、設備や運用が変わることがあるため、前回の資料をそのまま確定情報として渡さず、今回も利用できるか確認してください。
よくある質問
何日前までに搬入条件を伝えればよいですか?
建物の申請期限と依頼先の手配条件によります。見積もりの段階から分かっている条件を伝え、不明なものは確認予定日を共有します。直前まで伏せないことが重要です。
荷物用エレベーターがない場合は頼めますか?
使える経路と荷物の条件を依頼先へ伝え、実施可能か確認します。一般用エレベーターや階段を使えるかは、施設側の許可と依頼先の判断の両方が必要です。
幹事は搬入開始から立ち会う必要がありますか?
必ず本人である必要はありませんが、解錠や配置の確認ができる受け入れ担当を置きます。途中で交代するなら連絡先と判断権限を引き継いでください。
配送が遅れた場合はどうしますか?
到着見込みを確認し、施設と進行担当へ共有します。先にできる設営や開会内容の調整を検討し、料理の準備が整っていない状態で無理に提供を始めないようにします。
料理が届く前から、お開き後の搬出まで見通した準備を進めましょう。OFFICE de PARTYへ人数・予算・目的と会場条件をお伝えいただき、オフィス懇親会の運営をご相談ください。