社内懇親会のケータリング選び|料理だけで終わらせない会社イベントの作り方
社内イベントのヒント / OFFICE de PARTY

イラストは開催イメージです。
料理は好評だったのに、参加者は同じ部署の人と食べて終わってしまった。社内懇親会のケータリングを考える際は、メニューの満足感と、誰とどう話すかを別々にしないことが大切です。この記事では、30〜150名程度のオフィス開催を対象に、食事と会話を両立させる選び方を解説します。50名・2時間の仮の会を使い、料理を取る時間、交流企画、自由歓談をどうつなぎ、食べやすさや提供順を選ぶかを具体的に整理します。
1.料理の役割を、開催目的に合わせて決める
料理は空腹を満たすだけでなく、集まるきっかけにもなります。ただし、食事を用意すれば自然に部署を越えた会話が起こるわけではありません。歓迎会なら新しい人が相談相手を知る、部署交流なら互いの仕事を知るなど、参加者に持ち帰ってほしい接点を決めます。そのうえで、食事を取りながら何を話せるとよいかを考えます。
夕食として案内する会なら、食事を落ち着いて取れる時間を確保します。軽食の予定なのに食事付きとだけ伝えると、参加者が十分な夕食を期待することもあります。量を決める前に、料理の位置づけを社内案内と手配先の両方へ伝えます。期待を合わせることが、当日の過ごしやすさにつながります。
50名の仮の歓迎会なら、乾杯直後に長い自己紹介を続けるより、食事を取り、近くの人と名前を交わせる時間を置く案が考えられます。全員が空腹のまま企画へ参加する構成になっていないかを確認してください。料理の選択と同時に、食べ始めるタイミングを進行へ入れることが重要です。
2.会話が途切れにくい食べ方からメニューを選ぶ
立食では、皿と飲み物を持ったまま話す場面があります。料理を切り分ける必要があるか、食器を置けるか、汁やソースを扱いやすいかを確認します。一口サイズだけに限定する必要はありませんが、会話へ戻りやすい食べ方ができるかを手配先へ相談します。見栄えと食べる動作は分けて比較します。
取り分けに時間がかかる料理が続くと、会話より列に並ぶ時間が増える場合があります。料理ごとに器具を持ち替えるか、選ぶ種類が多すぎないか、皿へ載せやすいかを見ます。品数を増やすだけでなく、取り方を分かりやすくすることで、参加者が会話の場所へ戻りやすくなることがあります。
小分けの料理は受け取りやすい場合がありますが、容器を開けたり捨てたりする作業もあります。大皿は話題を共有しやすい一方、取り分けの場所が必要です。どちらかを一律に推奨せず、立食か着席か、食事中にどんな交流を予定するかに合わせて選びます。写真だけでは分からないサイズや食器も確認してください。
食事制限がある人も、料理を選ぶために会話から長く離れずに済むよう、事前の確認と当日の窓口を整えます。対応可能な範囲は事業者へ確認し、幹事が料理名から判断しないようにします。個人の事情を全体へ案内するのではなく、本人が必要な情報へアクセスできる方法を選びます。
3.料理を話題にしても、参加者の好みを試さない
料理の選定理由やテーマを一つ紹介すると、初対面でも話し始める材料になります。例えば「今日は取り分けやすい料理を中心にしました」といった説明でも、食べやすさについて会話できます。産地や材料を話題にする場合は、手配先が確認した情報を使い、想像で説明しないようにします。
「どれがおすすめですか」と近くの人へ聞ける場は、堅い自己紹介より入りやすい場合があります。ただし、全員に食べ比べや投票を求める必要はありません。食事制限や好みで選べない人もいるため、味の評価を企画への参加条件にしないようにします。料理は任意で使える話題として位置づけます。
部署の混合テーブルを作る場合は、最初の問いを一つ用意します。「最近ほかの部署に助けられたこと」など、仕事の接点を話せる問いなら、食事から会話を広げられます。食べている人へ順番に発言を求めるのではなく、話したい人から始められる形にします。司会はきっかけを渡したら、会話が続く時間を残します。
料理と交流企画を別々に考えず、参加者が話せる時間として組み立てませんか。OFFICE de PARTYでは人数・予算・目的から、飲食の提供、設営、進行、交流企画、撤収まで一緒に相談できます。
4.2時間の中で、取る・食べる・話すを分ける
50名・120分の仮例として、開会と乾杯10分、食事と近くの人との歓談30分、交流企画15分、自由歓談50分、締めと退出案内15分という配分が考えられます。合計120分ですが、これは標準ではありません。挨拶や提供方法、参加者の到着状況に合わせて調整し、料理の管理や提供可能時間は手配先へ確認します。
最初の食事時間は、料理を取りに行く時間を含みます。席へ戻ってすぐ企画が始まると、十分に食べられないまま手を止めることになります。進行案を作ったら、参加者として料理を取って会話の場所へ戻る流れを想像し、実際に食べる余白があるかを確認してください。
交流企画は、食器を置いて参加する必要があるかを確認します。紙へ回答する、物を渡す、席を移るなどの動作があるなら、飲食との切り替えを設けます。食べながらできると言っても実際には両手が必要な企画もあるため、少人数で試してから採用すると、参加しづらさに気づけます。
時間配分をさらに詰める際は2時間の進行例、そもそもの開催目的を整理する場合は社内懇親会の完全ガイドを参照してください。料理と企画を別々に詰めるのではなく、一人の参加者がどう過ごすかを軸に見直します。
5.補充と提供順を、交流の区切りに合わせる
司会の説明中に料理の補充や食器回収が重なると、音や移動で聞き取りづらくなります。飲食担当へ進行表を共有し、企画前に整える作業と、自由歓談中に行う作業を分けます。すべてを本番前に済ませるのではなく、会の流れに合う提供方法を手配先と相談します。
後半に料理を追加する場合は、そのタイミングが新しい会話のきっかけにもなります。一方、重要な発表と同時なら、参加者の注意が分かれます。追加提供を演出として扱う前に、料理の管理条件と作業を確認してください。司会の都合で提供時刻を独断で変更せず、確認した方法を進行へ反映します。
途中参加者には、受付担当が料理の場所と現在の流れを伝えます。到着のたびに全体を止めて紹介するより、近くのグループへ自然につなぐ方法もあります。遅れて来る人がいることを手配先へ伝え、どのように対応できるか事前に確認します。参加時間の違いを、当日の即席対応だけで埋めないことが大切です。
費用の検討でも、料理の品数と交流時間の両方を見ます。限られた予算で料理を増やすか、提供を整える作業へ配分するかは目的によります。比較する際は、人数や提供範囲をそろえた見積もりで確認します。総額の考え方は社内懇親会の費用と予算モデルで整理しています。
6.終わった後は、量だけでなく会話との相性を振り返る
料理が余ったかどうかだけでは、次回の改善が決まりません。取りにくい位置にあった、企画が長く食べる時間が減った、後半の提供に気づかなかったなど、量以外の理由も考えられます。参加者の感想と運営側の記録を合わせ、メニューを変える前に時間や案内を見直す余地を探します。
会話の目的に照らして、食事がきっかけとして機能したかも確認します。料理の説明が話題になったか、同じ部署だけで固まっていなかったか、幹事も交流へ参加できたかを振り返ります。個人の会話内容を記録する必要はありません。場の設計として何を残し、何を変えるかを整理します。
次回へ残す資料には、メニューとともに提供順、実際の進行、混雑した時間を添えます。同じ料理を頼む場合でも、参加者や目的が変われば適した方法は変わります。ケータリングを完成した献立として扱うだけでなく、交流の時間を作る要素として選び直すことが重要です。
よくある質問
料理だけを頼む方法ではいけませんか?
社内で提供を進められるなら選択肢になります。ただし、幹事が補充のために交流へ参加できなくならないか、当日の時間を確認します。
ドリンクを自社で用意してもよいですか?
依頼先へ確認してください。乾杯や歓談のタイミングに合わせて提供できるかを考え、料理と別の列が会話を妨げないようにします。
人数がまだ確定していない場合はどう相談しますか?
人数の幅に加え、途中参加の見込みと会の目的を伝えます。数量の変更条件を確認しながら、食事と企画の時間配分を相談します。
初めて使う会議室では何を渡すとよいですか?
写真や図面とともに、どこで食べて話してほしいかを伝えます。設備の仕様だけでなく、参加者の過ごし方を共有すると相談が具体的になります。
料理がおいしいことに加えて、社員が話せる時間を残すことも大切にしませんか。OFFICE de PARTYが、予定人数と予算、交流の目的から、飲食と運営をつないだ社内懇親会をご提案します。