社内懇親会の司会台本例|開会・乾杯・ゲーム・締めまで
社内イベントのヒント / OFFICE de PARTY

イラストは開催イメージです。
白紙の台本を前にすると、丁寧な挨拶から書き始めたくなりますが、まず必要なのは参加者が次に何をするかを伝える言葉です。社内懇親会の台本は、長い文章より、現場の確認と案内がつながる構成にすると使いやすくなります。この記事では、30〜150名程度のオフィス開催に向けた場面別の例文と、読み上げない運営メモを紹介します。50名・120分の仮の会を想定しているため、実際の担当者、時刻、会場条件へ差し替えてご利用ください。
1.台本は読み上げ文と確認メモを分けて作る
原稿には、司会が読む文、運営担当が行う作業、開始前の確認を別々に書きます。同じ段落に混ぜると、読まなくてよい指示まで口に出したり、必要な確認を飛ばしたりしやすくなります。印刷する場合は区切りと余白を使い、暗い場所でも読みやすい文字サイズにします。色だけで区別せず、見出しや記号も併用します。
名前、部署名、肩書には読み仮名を付け、本人や主催者へ確認します。社内で普段使う呼び方と正式な紹介名が異なる場合もあるため、表記を統一してください。参加者へ伝える時刻や場所は、進行表や案内表示と一致させます。資料ごとに呼び方が違うと、当日の質問が増える原因になります。
この例では120分を、開会と乾杯、食事と歓談、短いゲーム、再び歓談、締めに分けます。ただし、台本の文章量を増やして時間を埋める必要はありません。歓談中は司会が話さない時間も大切なプログラムです。各項目の開始条件と、遅れたときに短くできる部分を先に決めておきます。
2.開会は、目的と会場の使い方を簡潔に伝える
開会前には、受付の状況、主催者の準備、マイクの状態を確認します。全員が到着するまで無期限に待つのではなく、開始判断をする人を決めます。司会が独断で開始を遅らせないよう、何時に確認するかも運営メモへ書いておきます。
皆さま、本日はお集まりいただきありがとうございます。ただいまから社内懇親会を始めます。本日は、普段接点の少ない部署の方とも、仕事や日々の工夫を話せる時間にしたいと考えています。どうぞご自身のペースでお楽しみください。
続いて会場の案内を入れます。料理や飲み物、休憩できる場所など、その場で必要なことに絞ります。写真撮影のルールがある場合も、主催者と確認した内容を正確に伝えます。施設の細かな説明をすべて開会へ集めず、案内表示や受付で補う方法を検討します。
お料理は会場奥のテーブル、お飲み物は入口から見て右側にご用意しています。お座りいただける場所もございますので、適宜ご利用ください。お困りのことがありましたら、名札を付けた運営担当へお声がけください。
3.乾杯から歓談は、準備完了を確認してつなぐ
乾杯の紹介前に、飲み物が配られているか、発声者がいるかを確認します。アルコールを飲むことを前提にせず、手元の飲み物で参加できる案内にします。全員へ立つことを一律に求めず、会場の形式と配慮事項に合わせて表現を調整してください。
それでは乾杯に移ります。お手元のお飲み物をご用意ください。乾杯のご発声は、〇〇部の〇〇さんにお願いいたします。〇〇さん、よろしくお願いいたします。
乾杯後は、料理の提供が始まってよいかを飲食担当と合わせます。取りに行く順番を設ける場合は、事前に決めた方法を具体的に伝えます。「ご自由に」と案内してから急に列を分けると混乱するため、会場の動きを確認して文を作ります。
ありがとうございました。それでは、お食事とご歓談をお楽しみください。次の交流企画は〇時〇分から予定しています。初めてお話しする方とは、ぜひお名前と普段のお仕事を一言ずつ紹介してみてください。
紹介の促しは任意の提案として伝えます。全員が順番に話すことを求める場合は、その時間と方法を別途設けてください。自由歓談の時間に司会が何度も話題を指示すると、せっかく続いている会話を止めてしまいます。開始時の一言で十分な場合もあります。
台本と料理提供のタイミングを一緒に整えたい場合は、OFFICE de PARTYへご相談ください。人数・予算・目的に合わせ、社内の司会担当と連携しながら、設営・飲食・交流企画・撤収まで役割を整理します。
4.ゲームの説明は、動作と終わり方を明示する
ここでは、テーブルごとに相談して答えるクイズを仮例にします。実際には問題数、配布物、回答方法、集計時間を企画担当へ確認して差し替えます。司会が説明を始める前に、全グループへ回答用紙が届いているか確認するメモを入れておきます。
ここからは、テーブルごとに相談して答えるクイズを行います。問題をお伝えした後、皆さまで相談し、回答用紙へ一つの答えをご記入ください。書く方、考える方など、役割はご自由にお決めいただけます。回答時間が終わりましたら、運営担当が用紙を回収します。
得点や景品がある場合は、同点の扱いも短く説明します。全ルールを口頭だけで伝えず、見える資料へ載せる方法もあります。説明を聞き逃した人へ対応するスタッフを置くと、司会が何度も同じ説明を繰り返さずに済みます。途中参加の人がどのグループへ入るかも決めておきましょう。
ご参加ありがとうございました。いろいろな視点が集まると、答えを考える時間も楽しくなりますね。この後は再びご歓談の時間です。よろしければ、今お話しした方とも引き続き交流をお楽しみください。
結果発表が長くなりそうな場合は、紹介する範囲を事前に絞ります。終了時刻が近づいてから参加者の発表を急に打ち切るより、発表時間の目安を最初に伝える方が納得しやすくなります。司会の感想は短くし、参加者が話せる時間を残します。
5.締めと予定変更の文を準備しておく
締めでは、主催者の挨拶と、退出や片付けの案内を分けます。参加者が手伝う作業があるなら、何をどこへ戻すかを具体的に伝えます。外部スタッフが回収するものを参加者が運ばないよう、撤収担当と案内を合わせておきます。
お時間となりましたので、最後のご挨拶を〇〇さんからいただきます。〇〇さん、お願いいたします。……ありがとうございました。本日の社内懇親会は以上で終了です。お忘れ物にお気を付けてお帰りください。食器はそのままで結構ですので、運営担当の案内にご協力をお願いいたします。
「食器はそのまま」は、その運用が決まっている場合だけ使います。返却場所があるなら具体的な場所へ差し替えます。予定変更に備える文も用意しておくと、焦って説明を重ねずに済みます。ただし、理由を確認していない段階で機材故障などと断定しないようにします。
次のプログラムの準備を確認しております。少しお時間をいただきますので、そのままご歓談をお楽しみください。再開の際はこちらからご案内いたします。
原稿ができたら、声に出して読み、長い箇所を短くします。実際に会場へ立ち、案内する方向、登壇者の移動、運営担当の合図が一致するか確認します。台本は完成後に固定するものではなく、条件の変更に合わせて最新版を管理する資料です。更新日と変更箇所を残し、古い原稿を使わないよう共有してください。
6.運営と時間配分を合わせる関連記事
台本の前提となる全体像は社内懇親会の完全ガイド、司会と運営の連携は司会進行のコツで解説しています。各場面の長さは2時間の進行例と合わせて調整してください。
7.司会台本のよくある質問
例文はそのまま使えますか?
名前、会場案内、提供方法、時刻は必ず差し替えてください。食器回収などの運用も手配先と一致しているか確認します。
台本は紙と画面のどちらがよいですか?
使いやすい方でかまいません。画面を使う場合も、電池や表示不具合に備えて確認できる別の手段を用意します。
アドリブは必要ですか?
必須ではありません。必要な情報を落ち着いて伝えることを優先し、即興の発言で個人をからかったり予定外の指示を出したりしないようにします。
原稿だけでなく、裏側で誰が確認するかまで決まると進行に余裕が生まれます。OFFICE de PARTYへ人数・予算・目的をご共有いただき、幹事の負担を減らす運営方法をご相談ください。